906 おもちゃリスクの低減
修理時に気になることをどうするか決めておく。
決め方は、自分の孫のおもちゃ修理ならどうするかである。
(1)電源関係
@アルカリに代えて充電式 Ni-MH を使用されるつもりの場合
・ヒューズがない場合は、ポリ SW をつける。
・電源電線が細い場合は張り替える。
A電源 ON / OFF 機能がない場合
・液もれ防止のため、スライド SW かスナップ SW を追加する。・・・ 診察時説明と承認要
B糸ヒューズが切れている場合
・リード線、細芯線でショートすることをしない。
・ポリ SW をつける。
C抵抗ヒューズが切れている場合
・定格がはっきりしている場合は、同等品をつける。
・定格が不明のときは、ポリ SW をつける。
D電池逆挿入防止とヒューズを兼ねていると思われるダイオードが壊れている場合
・同等サイズ、順電流を考慮してダイオードをつける。
E電池が液モレしている場合
・部品を外して液のついた部分を水洗いする。
FNi-MH 充電回路がある場合
・充電回路はさわらない。
GLi-po 電池がある場合
・Li-po 電池交換は原則しない。
・充電回路は絶対さわらない。
H鉛電池がダメな場合。
・アルカリまたは NI-HM 式に交換を推奨する。・・・ 診察時説明と承認要
・ガラス管ヒューズがないときはつける。
・充電用 AC アダプタが純正のものか確認する。
Iボタン電池で入れる方向表示がない場合
・方向ラベルを貼り付ける
(2)モータ関係
@モータ端子につけてある抵抗、または抵抗ヒューズが切れている場合
・同等品( Ω W )に交換またはポリ SW をつける。
A駆動トランジスタが破損の場合
・同型番をつける
・データシートで同等を確認できたら互換品をつける。
Bモータが回らないの訴えがあった場合
・直結で回らない、さわっているうちに動いたは必ず分解する。
・駆動トランジスタの焼損など過電流が流れたと思える場合、モータは必ず分解し、整流子などを点検する。
(3)スピーカ
@コイル焼損の場合
・スピーカ交換と同時に直列にポリ SW をつける。
(4)木工品
@角が痛い場合
・ヤスリで角を落とす。
A釘がゆるんでいる場合
・ボンドと皿木ネジで止めなおす。
B手を挟みそうな可動部がある場合
・ガードを工夫してみる。
まだまだあると思うが随時追加
---- 2014.02.06 ----